先月、感染予防対策を講じながら二日に分けて年中長組の保育参観を行いました。限られた時間ではありましたが、保護者の皆様には、本当に久しぶりに保育室で過ごす子どもたちの姿をご覧いただくことができ、子どもたちも私たち保育者もうれしく、わくわくした時間となりました。
保護者の皆様はいかがでしたでしょうか？各クラス、製作活動を行いましたが、保育者の説明を聞き理解する、自分自身で考え・工夫しながら取り組む、友達との物の貸し借りや作品の感想を伝え合うなど、集団で必要なさまざまな態度や力がしっかりと育ってきているように見受けられ
ました。子どもの成長する力は、私たちの想像以上のものです。今月は年少満３歳児組が行われます。小さいクラスの子どもたちは、どのような姿を見せてくれるのでしょうか？ぜひ楽しみにしていてください。

さて、スーパーには、新米、旬の野菜・果物が豊富にみられるようになりました。人生100年といわれる時代ですが、私たちが生きていくうえで大切なものは、健康な心と体です。今日を生きるには、今、お腹が満たされるだけでよいかもしれませんが、長いいのちを健康で豊かに生きていく
ためには、何気なく口にしている日々の食事が明日の体を作っていることを考えなければなりません。子どもたちの中には、給食の野菜に苦労している子も数多くみられます。目の前にいる私たち大人がともに食卓につき、「おいしい」の言葉と表情のある環境を作ることも必要かもしれませんね。
動植物のいのちをいただいていること、食卓に並ぶまでに関わる多くの人々のことなどを知らせながら、味付けや切り方など調理にひと工夫して、旬で栄養価の高いものを食べさせてあげたいものです。季節の変わり目は、体調を崩しやすいものです。体調管理に気を付けていきましょう。

園　長　　中村　享子