教育目標
本園は、親鸞聖人を宗祖とする、真宗大谷派函館別院が母体となり、真宗保育の「共に生き、共に育ち合う」という理念のもと「生命尊重」を柱に「いのち」と向き合い「心豊かで、健康なからだとたくましい精神力をもつ子を育てよう」の願いの基に設立されました。
子供・親・教師が、日々人間的に成長し合うこと、学び合うことを重点課題としています。
平成28年4月、子ども子育て新制度のもとスタートした『幼保連携型認定こども園 花園大谷幼稚園』も3年目を迎えました。
幼稚園機能を利用する1号認定児、保育園機能を利用する2・3号認定児。満1歳児から就学前のすべての子どもたちが一つの園舎の中で生活・活動をしています。
開園以来、幼稚園として、幼児教育の場として、子どもを真中に保護者と教職員が、大きく手を広げ、手をつなぎ、“共に生き共に育ち合う”という願いのもと、子どもたちのしあわせを第一に考え歩んできました。それは、今もそして、これからも変わることのない大人としてのお誓いです。
様々に変化する社会にあっても、変わることなく命が生まれ、愛され、育ち、人間となる営みは、人間が手暇掛けることなくして成り立ちません。
“育つ子どもたち”には、養育・保育・教育をその年令の育ちに、一人一人の育ちに寄り添うことが必要と感じ、幼保連携型認定こども園 花園大谷幼稚園の保育を進めています。
“今、泣いたカラスがもう笑った!”と、はやし歌が聞こえてきそうな、育つ子どもの泣き笑い・・・今、その時を充分に生きることにエネルギーを燃やす子どもたちは、きっと、大きくなってしまった私たちにいろいろなことを気づかせてくれます。
ぼくは、3さいだよ!だから3さいをゆっくりとやりたいんだ!ぼくにはわからない。ずっとさきにこうなるために、いま、これをしないと!れんしゅうしないと!って、うしろからおさないで。だってぼくはいま、3さいをいっぱいに、いきてるんだから!
そんなお子様と、どうぞ出会わせてください。そして、共に生きている大人も子どもも共に育ち合う日々をつくっていきましよう。
園長 中村 享子