雪虫がふわふわと舞い、季節の変化を感じる今日この頃。函館山の麓にある「真宗大谷派函館別院」において、今年は二園合同、保護者の皆様とともに“報恩講”のお参りをいたしました。 実に3年ぶりです。“教えをいただいたご恩に感謝をもって報いる講”として報恩講と名づけられたそうです。「あなたが生まれてきてよかった。その命を精一杯生きることを願い、願われています」という親鸞様の教えは、1262年90歳で亡くなられてから760年経つ今でも受け継がれています。観光名所でもある「元町にある大きなお寺」の荘厳な飾り付けで、普段のお参りとは異なる雰囲気が漂う中、並んでおられる親鸞様と阿弥陀様に、参加者全員が心静かに手を合わせました。子どもたちには、素直な心で“今、生きていることへの感謝の心”と大人になっても“自分らしく精一杯生きる力”を持ち続けてほしいと願ってます。
今月26日に行われる“報恩講のお遊戯会“。子どもたちは、大好きなお父さん・お母さんに見てもらえる喜びを胸に練習に励んでいます。当日は、張り切っていきいきと笑顔で表現する子、緊張と照れくささでいつもとはまた違う様子を見せる子など、様々だと思いますが、これまでの取り組む姿の変化・成長や友達との協力・支え合いなど、様々な視点から見守ってあげたいと思っています。そして、楽しかった!うれしかった!もう一回やりたい!などという、次へとつながる心持ちを大事にしていきたいと思います。ドキドキした分、特別な感情が湧き上がってくることでしょう。各クラス、工夫を凝らしたオリジナルの発表。仲間と力を合わせ、今を大切に精一杯生きているその姿に出会えることを楽しみにしていてくださいね!
園 長 中村 享子
2022年10月31日
【11月の園だより】―報恩講 しんらんさま ありがとう!―