♪ わたしゃ おんがくか やまのこりす ♪
函館山が赤や黄色の色とりどりに染まり、季節の変化を感じる今日この頃。今年も函館山の麓にある「真宗大谷派函館別院」において、園児・保護者の方々とともに“報恩講”のお参りをいたしました。
“教えをいただいたご恩に感謝をもって報いる講”として報恩講と名づけられたそうです。「あなたが生まれてきてよかった。その命を精一杯生きることを願い、願われています」という親鸞様の教えは、1262年90歳で亡くなられてから、じつに750年以上経つ今でも受け継がれています。元町にある大きなお寺の荘厳な飾り付けで、普段のお参りとは異なる雰囲気が漂う中、並んでおられる親鸞様と阿弥陀様に、参加者全員が心静かに手を合わせました。子どもたちには、難しいことは理解できなくても、“今、生きていることへの感謝の心”と大人になっても“自分らしく精一杯生きる力”を持ち続けてほしいと思います。今回のお楽しみは、フルート演奏。子どもたちの知っている“となりのトトロ”から“さんぽ”、“秋の歌“(とんぼのめがね・山の音楽家・どんぐりころころ)と、大人の私たち向けに、スキマスイッチさんの“奏“・中島みゆきさんの“糸”も演奏してくださり、“フルート奏者 藤本ももこさん”の演奏する澄んだフルートの音色と、心揺さぶられる魂のこもった歌声にすっかり魅了されました。とても充実した時間でしたね。会場で皆さんのお参りする姿をみていて、健康であるからこそここ(・・)に集まり、命に心を寄せる時間を持つことができるのだということを深く感じました。ご参加いただきありがとうございました。
子どもたちは今、17日に行われる“報恩講のお遊戯会“に向け、練習に励んでいます。当日は、張り切っていきいきと笑顔で表現する子、緊張と照れくささでいつもとはまた違う様子を見せる子など、様々だと思いますが、仲間と力を合わせ、今を精一杯生きているその姿に出会えることを楽しみにしていてくださいね!